【車】LRのディスコの300tdi

ディスカバリー

【車】LRのディスコの300tdi

タイトルだけ見たら何だかわからないと思う。
これをみて「おっ!?」となった人は結構なヘンタイである。

内容としてはワタクシが乗っているディスカバリーのこと。

早いもんでディスカバリーが入院してから、3カ月ぐらいか?
存在を忘れたわけではなが、最近はミラになじみすぎている気がする。
これはイカンということで、ディスカバリーが良いところも悪いところも紹介しよう。


まずはタイトルの説明から。

LR…?

LANDROVERのこと。
よくレンジローバーとランドローバーが混ざってトンチンカンなことをいう人がいる。
ランドローバーはメーカー名。レンジローバーは車名である。

ディスコ…?

音楽に合わせて踊るのか?
あれではない。
最近はめったに聞かないが、ランドローバーのディスカバリーといえば、「ディスコ」の愛称であった。

そういえば、ホンダにもOEMしていて、クロスロードの名で販売していた。

ディスカバリーにはシリーズが存在していて
シリーズ1~4まで存在している。
ワタクシのモデルはシリーズ1の後期モデルである。

300tdi…?

ランドローバーが生産していたエンジンのこと。
3000ccっぽいネーミングだが、実は2500cc。
この300tdiをもって、ランドローバー社のディーゼルエンジンは姿を消してしまった。
それ以降はBMWだったり、フォードだったりいろいろなメーカーのエンジンが使用されている。
ガラガラうるさいエンジンではあるが、変な小細工もされておらずメンテナンス性はいい。


評価してみる

良い点

・前後リジットアクスル
本格クロカンといえばこれでしょ。
乗り心地は最悪だがね…

・サンルーフが付いている
…手回しだし、小さいけどwww
ちなみに、ディーゼルモデルは「S」「カウンティ」の2モデルあり、サンルーフ付きは「カウンティ」。
「S」モデルだと、サンルーフとルーフレールが無い。

・排気量がちょうどいい
古いディーゼル車なんで、どんなに排気量を上げてもパワー不足になる。
ノロマで結構。税金面でこのぐらいでいい。

・燃費も悪くない
街乗りリッター10kmぐらい走る。長距離ならもう少し伸びるハズ。
燃料タンクも85リットルあるから、結構走れるよ。

・珍しい車
めったに同じ車に遭遇しない。
たまに遭遇すると、向こうもコッチを見てたりする…

・やけに着座位置が高い
前の車がデカくて困ることがない。トラックとか真っ黒のハイエースとかは別だが。
冬の雪山が高い時期は便利。

・トランスファーとデフロックが付いている
狭い林道なんか走ってると、トランスファーが付いているとだいぶ走りやすい。
モードとしては、4つ

  1. 4Hデフオープン
  2. 4Lデフオープン
  3. 4Hデフロック
  4. 4Lデフロック

・一応3列シート
一応7人乗り。
3列目は対面シート。古い車でしか味わえないヤツ。

悪い点

・速度が出ない
100kmぐらいがいいとこ。高速道路の流れに乗るなんてのは必死。

・ブレーキが利かない
車重のせいか、マジでブレーキが弱い。
飛ばさない(飛べない)ので関係なし。

・曲がらない
重心と重さのせいかな~。
飛ばさない(飛べない)ので関係なし。

・変なドアノブのため、開け方が分からない人がいる
ドアノブの形状と、ドアノブの硬さで不評。

・年寄りは乗るのが困難
年寄りは乗せられない車。乗せる場合は踏み台が必要。

・2列目のシートがリクライニングできない
まぁ、気にしない。

・シートにヘッドレストがない
ちょっと車の中で仮眠したいようなときは頭が痛くなる。
ネックピロー的なものが必要。

・フロントシートのリクライニングが面倒
回してリクライニングするタイプ。レカロみたいな。

・アルミホイールがない
ないこともないのだが、高い。そもそもPCDが165.1って聞いたことがない。やけにナットもデカいし。
クラシックレンジのものが合うとか合わないとか。

・入れない駐車場がある
仕方ないが、地下の駐車場なんかは入れない場合がある。


輸入車だから故障する?

輸入車なんて故障するから嫌だ、維持費かかるから嫌だ、なんて聞きますがね。
この車は壊れる箇所が決まってます。
それにワタクシはユーザー車検に持ってくんで、国産車に乗っていて普通に車検に出している人より維持費は安いと思います。

大きな故障はインジェクターが壊れたぐらいか。
今まで故障した箇所や定期的にやっているメンテナンスも紹介する。


いままで故障した箇所

・燃料インジェクターが不動になる
8万キロぐらいのときにECUに変なエラー記録がされ、正常動作しなくなった。
ディーラーに書き換えを依頼するとインジェクター本体より高額になるとのことで、ECUを介さない新品のインジェクターに変更。
ディスカバリー用からディフェンダー用に変更。それに伴い、電子制御スロットルからワイヤリングスロットルに変更。
しかも新品なのに不具合があり、再度交換してもらった。
10万ぐらいで修理したような。

・パワーウインドウレギュレータ崩壊
ディスカバリーの持病。パワーウインドウを支えているレールとガラスの結合部がやけに弱い。
壊れると窓が落ちる。
モーターの焼き付き以外は、自分で直せる範囲。

・パワーウインドウ動かない
パワーウインドウコントローラユニットとやらの半田が腐って浮いてしまう事が原因。
ユニットを取り出し、浮いた半田をこてで焼きなおせば直る。

・冷却水漏れ
ウォーターポンプとエンジンの間あたりからの冷却水漏れ。
ガスケット:PET100790:1,000円程度。
冷却ファン、エアコンベルト、ドライブベルト、オルタネータ、ウォーターポンプを外さないと作業できなかったような。
ウォーターポンプとベルト類の同時交換が望ましい。

・エアコン効かない
ガスがあるのにエアコンが効かなくなった。
バッ直にして確認したら、コンプレッサーは正常に動作している。
ガスの量を測るセンサーが動かなくなっているようで。
センサーからの配線を短絡して完了。一式交換なんてやってられんしょ。

・集中ドアロック死亡
集中ドアロックが動かなくなった。
原因はセキュリティを管理するECUの腐敗。
中華性ドアロックコントロールを購入し、すべて配線しなおした。

その他メンテナンス

国産車とは違い、とにかく消耗品の消耗が早い。
しかも、純正だからといって質が高いわけでもない。

・オイル交換
古いエンジンだから、高額なオイルだとダメなんだと。
チープなオイルを短期間で変える方がよっぽどいいらしい。

・ベルト類交換
エアコンベルトとドライブベルトの2本。
2年ぐらいたったらひび割れしていることが多く、高額なものではないので2年ぐらいごとに交換した方がいい。
できれば予備を車に積んでおくといい。30分もあればできるんで、極めて楽。
ドライブベルト:ERR5911
エアコンベルト:ERR2215

・ダイナモ(オルタネータ)交換
国産車に比べ消耗が早い。これが不調になってくると、タコメータが怪しい動きをするのですぐにわかる。
短時間で交換できるので、予備があるといい。大体もって5年ぐらいかなー。
オルタネータ:AMR5425
30分程度の作業。

・各種電球類
とにかくよく不点灯になる。
電球とコネクタとの接点の質があまりにも悪い。
思い切りレンズを平手打ちすれば直るのと、定期的に接点をペーパー掛けすれば解決。

・ウォーターポンプ交換
8万キロあたりで交換。
本体ガスケット付属:PEB500090


総合的に見て

他に欲しい車がないのもあるが、気に入っている。

この車は設計が古いから、定期的なメンテナンスをしていればそんなに壊れない。
むしろ最近の電子制御にまみれた車の方が長期的にみると維持コストがかかるのではないかと思う。

古いランドローバーでも部品に困ることもないし。
アルミボディだから腐食も少ないし。
ランクル、プラドに比べたら車体も断然安いし。

車両保険に入ったら高いよ。ボディがアルミだからね。
あと、この車は猫バンバンしないといけない。
雨漏りするように作ってあるらしく、電装品の故障が起きやすい。


ギャラリー


月形ダムあたりにて。


月形駅にて。
2インチ上げて、タイヤは235/85R16。純正サイズは235/70R16。


月形駅にて。


本国では慣らし運転が終わったころらしい。


道民の森月形周辺にて。


石狩古潭にて。

まだまだコイツに色々連れてってもらう予定。

前の記事 次の記事